全国旅行支援情報-いつから始まる?

最新情報/全国旅行支援

  • 1泊あたり最大補助額11,000円

現在実施中の県民割は9月末で終了(予定)となりその後が気になるところですが、政府が今秋にも『全国旅行支援』を実施すると発表がありました。具体的な日時はまだわかっていませんが1人1泊あたり最大8,000円を補助することや飲食店などで使えるクーポン券を平日3,000円分、休日1,000円分配布するとも言われています。今回は現時点でわかっている情報をもとに県民割やGOTOトラベルとの違いや割引内容について調べてみました。また、全国旅行支援が始まる前に予約した旅行はどうなるのか?割引適用外なのか?ということも気になると思いますがOTA(じゃらんや楽天トラベルなど)では既存の予約も割引適用可とする場合もあるようです。沢山の情報がある中で不確定事項が多い現在の全国旅行支援、正式発表があるまでの事前情報として参考程度にこの記事をごらんください

※2022年9月15日現在の情報です

実施時期はいつから?割引額は?現在の情報をまとめてみました

全国旅行支援とは何?

政府が実施する全国を対象とした観光需要喚起策で、旅行代金の40%割引(割引上限あり)と地域クーポン券(平日3,000円、休日1,000円)が付与される予定です。全国が対象ですが参加を希望しない都道府県がある場合はその都道府県は対象外となります。現在の都道府県民割は各都道府県や近隣県を割引の対象としていましたがそれを全国に拡大するのが全国支援割です。GOTOトラベルとはまた別の事業で、【都道府県民割⇒全国支援割⇒GOTOトラベル】という順番で感染状況を見ながら観光需要喚起をしていくようです。

全国旅行支援はいつから始まる?

現在実施されている都道府県民割は9月末に終了予定です。政府は今秋にも全国旅行支援を実施すると発表がありましたがそれがいつなのかはまだはっきりとわかっていません。おそらくですが現在は水面下で調整が進められており都道府県割が終了する9月末を区切りにして10月1日から全国旅行支援が始まるのではないかと予想しています。当初は感染状況によって9月の連休明けから開始し年末までを支援の対象とするという案が出ておりましたが、現時点で旅行会社にもそのような情報は入っておりませんので9月の3連休明けからのスタートはなさそうです。となるとやはり可能性が高いのは10月1日?ということになりますが、詳しく調べてみると全国旅行支援の実施を決めるのは政府ですが“スタート日”を決めるのは各都道府県知事のようです。感染状況を見ながら各都道府県知事が判断してくださいということなので実施時期は都道府県によってバラバラになる可能性があります。とにかく政府と都道府県からの正式な発表を待ちましょう。勇み足で旅行予約をしてしまうと割引適用外という悲しい結果になるかもしれません・・・

具体的な内容は?

割引率40%
割引額上限
※1人1泊あたり
①交通付き宿泊旅行 8,000円
②その他 5,000円
クーポン券
※1人1泊あたり
平日利用 3,000円分
休日利用 1,000円分
※旅行代金に関しては最低利用金額の設定あり

割引内容は旅行代金の40%(上限あり)割引、土産店や飲食店で使用できる地域クーポン券を平日3,000円分、休日1,000円分配布します。平日と休日でクーポン額が違うのは旅行の分散が目的で平日のクーポン額を上げることで平日の利用を促したいということです。交通付き宿泊旅行というのは例えば飛行機+宿泊、新幹線+宿泊など公共交通機関を利用する旅行商品のことです

対象は全国ですが全国旅行支援に参加をしない都道府県がある場合はその都道府県への旅行は対象外となります。

条件として、本人確認書類に加えてワクチン接種歴3回またはPCR検査等の陰性証明が必要となります

主な変更点

  • 割引率の引き下げ 
  • 旅行内容による割引上限の設定
  • 旅行日によるクーポン付与額の違い
  • 旅行対象を全国に拡大

①割引率の引き下げ

現在の都道府県民割の割引率は50%、全国旅行支援の割引率は40%です。割引率を引き下げる代わりに交通付き宿泊プランや平日旅行にはプラスαがあります

②旅行内容による割引上限の設定

宿泊のみではなく、飛行機や新幹線などの公共交通機関を使った交通付き宿泊プランには割引上限が引き上げられます。具体的には宿泊のみのプランが割引上限5,000円に対して、交通付き宿泊プランの割引上限は8,000円となります

※1人1泊あたりの割引上限です

③旅行日によるクーポン付与額の違い

旅行先のお土産店や飲食店で使用できる地域クーポン券は平日3,000円分、休日1,000円分となり平日に旅行する方がお得になります。これは平日旅行の利用を促し旅行客の分散を目的としています(注:平日と休日の取り扱いについては後述します)

※1人1泊あたりのクーポン付与額です

④旅行対象を全国に拡大

現在は各地域ブロック内の旅行を対象としていますが、それを全国に拡大します(全国旅行支援に参加しない都道府県がある場合はその都道府県への旅行は対象外)ウィルスの感染状況によっては全国旅行支援の対象外となる都道府県が出てくる可能性があります

既存の予約はどうなる?

予約済みの旅行は割引対象となるのか気になるところですが現時点では『未定』とのことです。旅行会社の対応も分かれますが中には『全国旅行支援のあとから割引』を独自に発表し予約を促しているところもあるようです。しかし割引適用となるかどうかの判断は各都道府県によっても変わってきそうなので注意が必要です。既存予約の割引が仮に適用外となった場合、予約済の宿や交通を一旦キャンセルして再度取り直すということになるとシステム上トラブルに発展する可能性もありそうです。予約のキャンセルや取り直しには十分注意してください。また都道府県割と全国旅行支援の併用が可能かどうかについても現段階では『不明』です

県民割やGOTOトラベルとの違いは?

都道府県民割全国支援割新GOTOトラベル
実施主体各都道府県各都道府県
割引率50%40%30%
割引上限5,000円交通付き宿泊8,000円
宿泊のみ5,000円
日帰り5,000円
交通付き宿泊10,000円
宿泊のみ7,000円
日帰り3,000円
クーポン券平日最大2,000円
休日最大2,000円
平日3,000円
休日1,000円
平日3,000円
休日1,000円
トータル補助額7,000円11,000円13,000円
対象者各ブロック全国全国
実施の判断各都道府県知事各都道府県知事国の判断で全国一律

※条件としてワクチン接種歴3回またはPCR検査等で陰性を証明

平日と休日の違いは?

地域クーポンの対象である【平日】【休日】の定義について今のところ正式発表はありませんが①金曜・土曜の1泊、②日曜・月曜の1泊、においてどのように取り扱われるのかが気になります。1,000円と3,000円の違いは大きいですからね☆

現時点での予想として、宿泊日とその翌日が土曜・日曜・祝日の場合【休日】となり、それ以外は全て【平日】。金曜日の1泊や日曜日の1泊は平日扱いとなる可能性が高そうです。連泊の場合は1泊ごとに各宿泊日が基準となりそうです。また実施期間によっては繁忙期を設定除外とする可能性もありますので注意が必要です

Q&A

いつから予約が可能ですか?

今秋からスタート予定との情報がありますが、今後の感染状況を見極めたうえで実施予定と観光庁より発表がありました。9月15日時点での予約開始時期は未定です。開始時期が決定次第ホームページにてご案内いたします

予約済みの旅行は割引適用ですか?

予約済みの旅行に関して、9月15日時点で割引対象になるかは未定です

子供料金は対象になりますか?

大人・子供同額の予定なので子供料金も対象。料金の発生しない幼児に関しては人数に含むのか含まないのか(クーポン券付与があるのかないのか)未定です。現在実施中の県民割では料金の発生しない幼児を旅行人数に含める県と幼児は対象外の県があり対応は分かれていました

どこで予約できますか?

各宿泊施設に直接予約、OTA(じゃらんや楽天トラベル等)で予約、対象の旅行会社(※1)で予約となります。割引対象のプランが限定されていることもあるので予約の際に【全国旅行支援】対象かどうかの確認が必要です

※1 全国旅行支援にエントリーした旅行会社

まとめ

現在実施中の都道府県民割は宿泊割引とクーポン券の配布で最大7,000円お得になりますが予定では9月末で割引期間終了です。その後に全国支援割がスタートするのか、もしくは都道府県民割の延長か、いずれにせよお得に旅ができるチャンスです!今後海外の入国制限がさらに緩和されればインバウンド客も増えてくるでしょうし、今が国内の観光地をゆっくり楽しめる良い機会だと思いますのでぜひ旅行企画を立ててみてはいかがでしょうか☆

※全国旅行支援についてはまだ詳細は発表されておりません。上記の情報や内容が今後大きく異なる可能性もございます。旅行予約の際はご自身の責任のもとご検討をお願いいたします

この記事を書いた人

TAKASHI KOCHI
TAKASHI KOCHI
・総合旅行業務取扱管理者
・総合旅程管理主任者
・トラベルコーディネーター
・エリアスペシャリスト
(ハワイ・オーストラリア)
初めての海外旅行はホノルルマラソン(ヘロヘロで完走)『旅の価値は無限大』を合言葉にこれからの新しい旅行スタイルを提案します