パスポート更新はオンライン化!

パスポート更新はオンライン化に!

政府は2022年9月30日に改正旅券法の施行令などを閣議決定したことにより、パスポート(旅券)の更新手続きや紛失手続きなどが電子申請できるようになります!これまでパスポートの更新手続きを行うには各都道府県の申請窓口に直接行って届け出をする必要がありましたが、今後オンラインでのパスポート更新申請が可能になります。申請をする為の手続きが面倒に感じていた人や更新期限が過ぎて失効してしまったという人も多いと思うのでオンライン化で便利になることをきっかけに海外旅行へ行くハードルがグッと下がれば良いですね☆

  • 2023年3月27日から開始予定!

オンライン化の目的

改正の主な背景4つ

  1. 申請者の利便性の向上
  2. 旅券事務の効率化
  3. 旅券の信頼性の維持
  4. 新型コロナウィルスの感染拡大を含むその他社会情勢の変化に対応した制度の見直し

わかりやすく説明すると、①申請者の利便性の向上とは、パスポートの有効期限が1年未満のときに更新手続きを行うと電子申請が可能となったりパスポートを紛失・焼失した場合もオンラインでの届け出が可能となる電子化のことです。②旅券事務の効率化とは、パスポートを申請したけれど受領をせずに失効した場合、同じ申請者が5年以内に再度申請をする場合は事務員の手間が増えた分手数料を通常よりも多く取るというパスポート発行経費徴収のことです。③旅券の信頼性の維持とは、パスポートの査証欄の増補を廃止することです。④制度の見直しとは、国外において申請者がパスポートを受領できないやむを得ない事情があるときはパスポートの効力は失わないという例外規定を設けたり、規模な災害時に特に必要がある場合は手数料を減額・免除することができる制度を作ることです。

注意点

  • ページ増補は廃止

旅券の信頼性の維持のため、旅券の査証欄の増補を廃止し旅券の査証欄に余白がなくなったときに、より低額な費用で新たに一般旅券を発行することとします(有効期限は元の一般旅券の残存有効期限と同じ)

  • 未交付旅券の発行経費の徴収

過去にパスポートを申請したが受領せずに失効した場合、同じ申請者が5年以内に再度申請をする場合は手数料が通常よりも高くなります

新規パスポート申請の順序

※2022年10月1日現在の情報です

パスポートの新規申請対象者は以下です

  • 初めてパスポートの発給を申請される方
  • 期限切れのパスポートをお持ちの方
  • 「帰国のための渡航書」で帰国された方

必要書類

  1. 一般旅券発給申請書 1通
  2. 戸籍謄本または戸籍抄本 1通
  3. 規格に合った写真 1枚
  4. 本人確認書類
  5. 前回取得した有効期限切れの旅券がある場合はその旅券

申請者が未成年の方の場合や、代理で申請をお考えの場合等はさらに追加書類が必要となります

パスポート申請に必要な書類の準備

大阪府のパスポートセンターで申請できるのは下記の(1)・(2)に該当する方です

 (1)日本国籍を有する方

 (2)大阪府に住民登録(現住所)がある方 

①一般旅券発給申請書1通

 ※パスポート申請窓口にてお受け取りください

②戸籍抄本または戸籍謄本1通

 ※申請日前6ヶ月以内に発行されたもの

③写真1枚

 

 パスポート申請用写真の規格ページ詳細

④本人確認書類1点または2点

 ※対象となる本人確認書類一覧(原本をご用意ください)

STEP
1

パスポート申請窓口にて申請書提出

申請の注意事項を確認の上、申請書を下記へ提出

大阪パスポートセンター(大阪市にお住まいの方)

市町村の窓口(大阪市以外にお住まいの方)

※一般旅券引換書を受け取り、交付予定日を確認する

STEP
2

パスポート申請窓口にて受け取り

※パスポートの受け取りには必ず申請者ご本人が申請窓口へお越しください

※パスポートは一般旅券引換書に書かれた受取予定日以降に、できるだけ早く受け取りましょう

①一般旅券引換書の内容を確認する

②窓口にて手数料を支払う

③パスポートの記載面をしっかり確認して受け取る

STEP
3

パスポートの切替新規申請順序

※2022年10月1日現在の情報です

パスポート更新のことを“切替”といいます(新しいパスポートが新たな番号で発行されるため)。パスポートの切替申請対象者は以下です

  • 有効期間が1年未満になった方
  • 査証欄が残り少なくなった方
  • パスポートを損傷した方
  • 非IC旅券からIC旅券に切り替えを希望される方

必要書類

  1. 一般旅券発給申請書 1通
  2. 規格に合った写真 1枚
  3. 有効中の旅券

    現在のパスポートの残存期間は新しいパスポートに繰り越さず失効します
    新たに10年用、または5年用のパスポートを選択(未成年者は5年用のみ)して申請することになります

    ※戸籍謄本又は戸籍抄本は省略できますが、申請書には本籍を番地まで記入する必要がありますので事前に確認しておいてください

    申請者が未成年の方の場合や、代理で申請をお考えの場合等はさらに追加書類が必要となります

申請費用

※2022年10月1日現在、大阪府の場合

新規申請・切替新規申請・訂正新規申請
旅券の種類大阪府手数料(現金)国手数料(収入印紙)合計
10年有効な旅券
(18歳以上)
2,000円14,000円16,000円
5年有効な旅券
(12歳以上)
2,000円9,000円11,000円
5年有効な旅券
(12歳未満)
2,000円4,000円6,000円
※外務省ホームページより抜粋
大阪府手数料(現金)国手数料(収入印紙)合計
記載事項変更申請2,000円4,000円6,000円
査証欄の増補申請500円2,000円2,500円
※外務省ホームページより抜粋

大阪府のパスポート申請窓口

※2022年10月1日現在の情報です

申請窓口は大阪府のパスポートセンターと、各市町村にも窓口があります

大阪パスポートセンター

大阪市中央区大手前3-1-43 大阪府庁新別館南館

地下鉄谷町線・中央線「谷町4丁目駅」1Aまたは1B出口(徒歩数分)

【申請受付】
 平日(月曜日から金曜日) 9時15分から16時30分
【旅券交付】
 平日(月曜日から金曜日) 9時15分から19時00分
 日曜日 9時15分から17時00分
 (日曜日は祝日と重なる場合でも、旅券のお渡し業務のみ行います。)
※土曜日・祝日・休日・年末年始(12月29日から1月3日まで)は休みです。
※日曜日は旅券交付のみです。申請受付は行っておりません。

市町村の窓口を利用できる方

窓口が開設されている市町村に住民登録(現住所)がある方や居所(生活の本拠)を有する方

※大阪市にお住まいの方は大阪府のパスポートセンターをご利用ください

パスポートとは

  • パスポートは、世界で通用する「身分証明書」です。
  • パスポートは、出入国審査・ビザの申請時・トラベラーズチェック使用時、現地で身分証明書の提示を求められたときなどに必要となります。
  • パスポートは、私たち日本国民が海外へ渡航するために、必ず所持・携帯しなければなりません。
  • パスポートは、日本国政府が外国政府に対してその所持人が日本国民であることを証明し併せてその人が支障なく安全に旅行できるよう必要な保護と扶助を要請する公文書です
  • 日本のパスポートは193か国【ビザなし】で渡航できる世界最強のパスポートです(2022年7月現在)

海外に出かけるときはパスポートを持っていなければどこの国へも行くことができません。渡航するためにはパスポートは年齢にかかわらず一人1冊必要です

パスポートは海外旅行時に私たちを守ってくれる大切な身分証明書です!

「パスポートはこれまで以上に『名刺』の役割を果たし、どのパスポートを持ち、どこへ行くのかによって、どういった歓迎を受けるのか、どこへ行けるのか、そして現地に着いた時にどの程度安全かが変わってくる。これまで以上に、パスポートをA地点からB地点に行くための『単なる渡航種類』だと考えるのは間違いだ。パスポートの強弱は、持ち主の生活の質に直接影響し、状況によっては生死の問題にもなりかねない」

オックスフォード大学サイード・ビジネス・スクールでフェローを務めたスティーブン・クリムザック・マッシオン氏の談話

パスポートとビザの違い

正式にはパスポートのことを【旅券】といい、ビザのことを【査証】といいます。

パスポート(旅券)

渡航者の身分を示す重要な証明書です。海外へ渡航する際の出国時や帰国時に携帯と提示が義務づけられており、万が一パスポートを忘れた場合や紛失した際は、出入国が認められないだけではなく航空機へ搭乗することもできません。海外旅行の際は命の次に大切なモノと言われています。

ビザ(査証)

渡航先の政府が外国籍の市民に対して、入国を認めるために発行する入国許可証です。事前審査があり、承認された方のみビザが発行されます。

パスポート申請代の内訳は?

パスポートの取得費用ってなんとなく高い気がしますよね。。有効期限が5年・10年あったとしても1回しか海外へ渡航しないという人やパスポート申請代が高い為に海外旅行が選択肢から外れてしまうという人も絶対にいるはず。そんな人たちにとってパスポートの申請代はとっても負担が大きい、なぜ証明書を発行するのにこれだけの費用がかかるのかという疑問を以前からもっていました。

調べてみると、10年有効パスポートの手数料16,000円のうち自治体の手数料2,000円を引いた14,000円の内訳は、4,000円が冊子作成やシステム開発費などの直接行政経費で、残りの10,000円は在外公館での邦人保護活動などの間接行政経費ということです。この間接行政経費の10,000円は1年当たり1,000円として計算されたもので10年分で10,000円ということになります。5年有効パスポートが5000円安い理由としてこの間接行政経費が5年分の5000円という計算になるからです。

高い安いの基準は人それぞれかもしれませんが、もし海外でテロや戦争などに巻き込まれてしまった場合に日本政府は法人保護をしてくれます。海外では何が起こるかわかりません、そういった時にも日本国民を守ってくれる保険と考えれば一概に高いとは言えないのかもしれません(現在の手数料でも国は赤字だそうです)

よくある質問

パスポートの新規発行はいつからオンライン化?

詳細は未定ですが、パスポート新規発行の際に必要となる戸籍謄抄本のオンライン化が整備された後、2024年度からスタート予定です。

パスポートの申請可能年齢は?

2022年4月1日から、10年用旅券(パスポート)の申請可能年齢が、「20歳以上」から「18歳以上」になります

一般旅券(パスポート)には、有効期間が5年のものと10年のものがありますが、有効期間が10年の旅券(パスポート)は、成年年齢に達した方のみ申請できます。
※未成年の方(0歳~17歳)は、5年用旅券(パスポート)のみ申請可能で、10年用旅券(パスポート)は申請できません。

旅人応援プログラム

初めてパスポートを取得する方を対象にファーストタイムトラベルが独自のキャンペーンを実施しております。初めての海外旅行を全力でサポートします!

この記事を書いた人

TAKASHI KOCHI
TAKASHI KOCHI
・総合旅行業務取扱管理者
・総合旅程管理主任者
・トラベルコーディネーター
・エリアスペシャリスト
(ハワイ・オーストラリア)
初めての海外旅行はホノルルマラソン(ヘロヘロで完走)『旅の価値は無限大』を合言葉にこれからの新しい旅行スタイルを提案します